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【コラム】母の日 > 父の日

 

 

5月の第2日曜日は母の日である。

この文化が日本に定着するようになったのは1910年代の頃と言われている。

母の日の定番の贈り物といえば、真っ赤なカーネーション

普段の苦労をねぎらい、花と共に感謝の言葉を贈るのが、毎年この5月の第2日曜日の風習となっている。

 

ひるがえって、

6月の第3日曜日は父の日である。

この文化は未だ日本に定着していない

そのため、父の日の定番の贈り物など特になく(一応白いバラというモノが欧米にはあるらしいが、そんなの多分日本人はほぼ知らない)日本中の父たちはとくに普段の苦労を労われたりすることなくこの風習は忘れられている。

 

母の日が近づけば、CMや百貨店、コンビニなどではそれを見越した宣伝が組まれたり、特別な商品が売られたりするものだが、父の日が近づいても、特に大々的な宣伝が組まれるようなことはない。

というかむしろ、みんな6月の第3日曜日が父の日であることを憶えていない

 

これが単純に、「母の日はゴールデンウイーク明けの日曜って憶えやすいけど、父の日はなんか日付がぼやっとしてる」という日付の憶えにくさ故の理由ならばまだ良いのだが、

「父の日って、いる?」という理由ならば悲しいことはない。

 

いつだったか、テレビで父の日にあげるプレゼントについての特集番組が放送されたことがあった。

それは、母や子どもが考えるベストなプレゼントと、父が本当に欲しいプレゼントとの違いは何かというもので、

プレゼントする母や子ども側の考えとしては、財布やベルトのような衣料品が特にベストだと予想していたのに対し、

プレゼントをもらう側の父が本当に欲しいものは、手紙だった。

父は別に何か物が欲しいのではないのである。ただ、気持ちが欲しいのである。

それを見て私はそのとき若干泣いた。

 

母の存在は偉大だ。

多くの母親は、自分の子どものためなら大概のことは出来てしまう。それは底知れない母性と愛のなせる技だ。

だが、同様に父も偉大だ。

なにがどう偉大なのかは、いろんな偉人がいろんな所で言ってるからここでは省くが、とにかく父も偉大だ。

 

だからみんな、母の日に全力を注がず、少しは余力を残して6月の第3日曜日に臨もう。

そして、母の日の残り物でいいから父に手紙を書いてあげよう。

きっと父は喜ぶだろうから、とにかく何か一言書いて贈ってあげよう。

ただ、もしもそれで父が喜ばなかったなら、来年以降はもう、一切祝わなくていいんじゃないだろうか。

 

 

 

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クボノ。映画とマンガとアニメとゲームをこよなく愛するカレイ

 

 

 

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