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【情操教育】おとぎ話のオチを考え直してみよう

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こんにちは。クボノです。

突然ですが皆さん、おとぎ話はお好きですか?

 

桃太郎、一寸法師かぐや姫、シンデレラ、赤ずきん…。

 

数え上げればキリが無いほど、世の中大量のおとぎ話で溢れています。

これらの題材は今でも根強い人気をもち、映画やマンガなどでも頻繁に扱われていることでもお馴染みですよね。

  

で、

そんなおとぎ話なんですが、たいがいは、『子供への教育としての訓話という側面を持っているため、

笠地蔵なら『いい事をすれば必ず返って来る』

鶴の恩返しなら『約束を破ってはいけない』

金の斧なら『嘘をついてはいけない』

という教訓が隠されているものなんですが、

 

たまにありますよね。

「で、結局これって何が言いたいの?」

っていう話。

 

 

 

まあ、例えて言うなら

 

浦島太郎とか。

 

 

 

あれ、マジでなんの教訓も得られませんよね?

亀を助けた漁師が最終的に老人にされる。って、何それ?って感じじゃないですか?

良い事したんだからお礼こそされ、なんで最後にペナルティもらわなきゃいけないのさっていう。

イジメられてたクラスメイトを助けたら、最終的にそのクラスメイトから刺されたみたいな話ですからね。あれ。

意味が分からんし、子どもも聞いたところで「?????」ってなること請け合いです。

 

なので今回は、浦島太郎をちゃんとした教訓の得られるおとぎ話にするため、オチを考え直していきたいと思います。

 

 

今回、浦島太郎のオチを考え直す人

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クボノ。映画とマンガとアニメとゲームをこよなく愛するカレイ

おとぎ話を題材にしたアニメ「あはれ!名作くん」が好き。

 

 

まずは、別パターンの話を考える前に、そもそもの浦島太郎のお話をおさらいしましょう。

 

 

・・・・・・

 

昔々、あるところに浦島太郎という名の漁師がおりました。

あるとき彼が浜辺を歩いていると、子供たちが亀をいじめている現場に遭遇します。

正義感の強い浦島は、子供たちから亀を助けてやります。

亀は助けてくれたお礼として浦島を竜宮城へ連れて行き、そこでは乙姫が彼を手厚くもてなしてくれました。

しばらくして、浦島が帰る意志を乙姫に伝えると、彼女は浦島に玉手箱を渡します。「決して開けてはいけませんよ」と言い添えて。

再び亀の背に乗り地上へ戻ってくると、地上の様子は一変しています。なんと、浦島が竜宮城にいた数日の間に、地上では100年以上もの時が流れていたのです。

焦った浦島は、乙姫に手渡された玉手箱を開けてしまいます。すると、中からはモクモクと白い煙が溢れ出し、それを浴びた浦島は老人となってしまったのでした…。

おしまい

 

・・・・・・

 

 

なんっっじゃ、そりゃ。

 

昔から思ってたけど、マジでこのオチなに?

いや、竜宮城に連れてってもてなすところまではいいのよ?

でも、その後の話メチャクチャじゃない?

なんで開けちゃいけないものを渡すのよ??そんなもん結局使えねーんだから渡してくんなよ。

あ、何?もしかして開ける前にどっかに売り払ってお金の足しにしろ的な意味だったの??

いやわかんねーよ。

ていうかそれなら真珠とかサンゴとか普通に高く売れそうなモノをくれよ。絶対あそこで渡すの玉手箱じゃないだろ。

 

まあ、そんなわけで、

やっぱりこのままだと何の教訓も得られそうにないので、オチを考え直していきたいと思います。

 

 

 

パターン① 浦島帰らない

昔々、あるところに浦島太郎という名の漁師がおりました。

~中略~

 乙姫の手厚いもてなしと、彼女の「もう地上へは戻らず、私と一緒に暮らしませんか」という言葉に甘え、浦島は地上へ帰らず、竜宮城で乙姫と暮らすことに決めます。

 竜宮城では、今までと違って何不自由ない生活を送る浦島でしたが、たった一つだけ悩みがありました。それは、毎日毎日あまりに豪勢な食卓が並ぶため、日に日に体重が増えてしまうということでした。

以前は、漁師としてかなりの重労働をしていた浦島ですが、竜宮城では働く必要がありません。毎日起きたい時に起きて魚や乙姫と遊び、食事をして昼寝し、食事をして遊び、寝たい時に寝る。という生活を繰り返すうちに、浦島はかなりのデブ野郎になってしまいました。

しかし、それでも浦島は幸せでした。なぜなら乙姫と一緒に、この竜宮城でこの先もずっと一緒に暮らせるのですから。

おしまい

 

教訓「遊んで暮らすと、太る」

 

 

 

 

パターン② 玉手箱を渡す理由

昔々、あるところに浦島太郎という名の漁師がおりました。

~中略~ 

焦った浦島は、乙姫に手渡された玉手箱を開けてしまいます。すると中からはモクモクと白い煙が溢れ出し、それを浴びた浦島は老人となってしまったのです。

啞然とする浦島。

煙の出切った箱の底を再度見ると、そこには手紙が一通入っていました。

手紙には、乙姫の美しい筆跡で、こう書かれていました。

 

浦島さま

あなたが今この手紙を読んでいるということは、玉手箱を開けてしまったということなのですね。

あなたは、自分が今どういう状況にいるのか、全く理解できていないことと思います。

この玉手箱に入っていたのは、私があなたから盗んだ時間です。

私は、若く力強いあなたと長く一緒にいたかったばかりに、あなたの時間をこっそり盗んで、あなたの1日を何度も巻き戻していたのです。

そのせいで、あなたの体感した時間と、地上での時間に大きなズレが生じてしまったのです。

しかし、この盗んだ時間は、本来はあなたのもの。

あなたが地上に帰ると言われたとき、あまりの悲しみに眩暈がしました。それと同時に、この盗んだ時間をお返ししなければならないと思いました。

今、この玉手箱を開けたあなたは、正しい年齢の姿となっています。

おそらく老爺の姿となっているのではないでしょうか。

しかし、なにも心配することはありません。

もしも、今のその状況を少しでも辛いと思われたのなら、また竜宮城へ戻ってきてください。

そのときは、再び私があなたの時間を巻き戻して差し上げます。

乙姫

 

手紙を読み終えた浦島が何とはなしに浜辺の方を見ると、そこに、一匹の亀がいるのでした。

おしまい

 

教訓「女の執念は、怖い」

 

 

 

 

パターン③ 始まらない

昔々、あるところに浦島太郎という名の漁師がおりました。

あるとき彼が浜辺を歩いていると、子供たちが亀をいじめている現場に遭遇します。

しかし浦島は急いでいたので、それを無視して可愛い彼女とのデートにむかいました。

おしまい

 

教訓「めんどくさそうなことには関わらない方が良い」

 

 

・・・・・・

 

 

というわけで、今回は3つの案を考えてみました。

書いてて分かったんですが、浦島太郎の物語に納得がいかないのは、そもそもの重要部分の説明が不足してるせいなんですよね。

 

・なぜ、冒頭の亀は子どもたちにいじめられていたのか。

・なぜ、乙姫は浦島に玉手箱を渡したのか。

・なぜ、地上の時間と竜宮城の時間の流れが異なっていたのか。

 

この辺の説明が全然ないから、腑に落ちなくてなーんかモヤモヤするわけです。

 

ただ、それはつまり想像の余地をつくることによって、各自で結末を補完しろって意味ももしかしたらあるのかもしれないんですけども…。

 

そんなわけで、

興味を持たれた方は是非、おとぎ話のオチを自分好みに考え直してみてはいかがでしょうか。

良ければお子さんや知り合いの子に、「考えてごらん」って考えさせてみるのもいいんじゃないかと。

 

 

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

 

 

 

追記

書いた後に知ったんですが、バカリズムさんがすでにめっちゃ良い浦島太郎を考えてました。


バカリズム - - - 「昔話に関する案」/『バカリズムライブ番外編「バカリズム案7」』より

めっちゃ面白い。